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山を愛する人達を繋げます。皆様、素敵な「山・Life」を!

山登りの基礎知識Knowledge

楽しく安全に山登りをするために、知っておくべきことを基礎知識として簡略的にまとめました。
基礎知識とともに、経験で培うべき技術力・身体力・判断力・精神力などが伴って安全登山へと繋がります。また、自分自身の力を知り、相手となる大自然の力を知ることも大事です。
このページが、「登山をこれからはじめたい!」という登山未経験者や登山初心者の安全登山のきっかけになれば幸いです。
素敵な「山・Life」を♪

目次          #更新日をクリックするとその項目にジャンプします。 更新日
1 山登りとは? 大自然を相手にするということは、普段の活動と何が違うのだろうか? 2014
11/21
2 山登りの準備 山登りをするためには、どのような準備をするべきか?
・登山計画書作成と提出
 (目的・山域・行程・メンバー・装備・緊急時対策)
・登山に対する心構え・体作り・装備の準備
2014
11/21
3 山登りの心得 山登りをするためには、どのようなことを心得ておくべきか?
・基本的な歩き方と休憩の仕方
・守るべきルールとマナー
・自然観察と自然保護
2014
11/21
4 山登りの危険 山登りにはどのような危険があり、どのような備えが必要だろうか? 2014
11/21
5 登山基本技術 安全登山のために、何を覚えて何を練習したらよいのだろうか? 2014
11/21
6 冬山・雪山 冬山・雪山へ行ってみたい!・・・けど、何からはじめればよいだろうか? 2014
11/21
7 バリエーション 一般登山道以外の困難なルートにチャレンジしてみたい! 2014
11/21




1.山登りとは?

山登りは、基本的に一般的な登山道を利用して山を歩きます。一般的な登山道は登山者が歩けるように整備されていますが、安全が確立されたものではありません。登山道の途中に山小屋があるところもありますが、そこでなんでも手に入るわけではありません。
特に高山帯の山歩きは、自然環境が厳しくなるため、登山の危険度や救助の困難度が高くなります。
というわけで、普段の活動との違いとしておさえておくべきことは以下になります。

助けがすぐに来れない!
ちょっとした出来事が致命的になることあり。
⇒一歩一歩を確実に!
救助要請したくても携帯電話が圏外で使えない。運よく救助要請することが出来ても、悪天候のためヘリが飛べない。など、通信手段・救助活動が困難な状況に陥る可能性があります。
ただの捻挫で歩けなくなって、命を落とすことだってありうるということ。
大自然のパワーは無限大!
悪天候時などの自然現象で人間の力が敵わないことあり。
⇒無理をしないこと!
森林限界を超える高山帯では、風をさえぎるものがないため行動不能な暴風に遭遇したり、雷の標的になる可能性があります。また、沢の増水・土砂崩れ・雪崩など太刀打ち不能な自然現象が多数存在します。
人間の力が及ばない大自然を相手にしているということを常に意識して行動すべきです。
欲しいものがない!
もしもの時に必要なものが手に入らないことあり。
⇒生きるために必要なものは自分で持つこと!
人が生きるために必要なものは何なのかを考えて、
・登山で忘れちゃいけないもの。
・もしも遭難した時に救助されるまで生きるためのもの。
これらを意識した登山装備を準備しよう!
例 ): 水・非常食・ヘッドライト・レインウェア・ビバーク装備など

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2.山登りの準備

登山計画を立てる。
目的設定 ピークハント、縦走登山、高山植物観賞、自然観察など、登山の目的を設定します。
目的を明確にしておくことで計画内容や登山中の判断が導かれます。
計画作成 目的に合わせて、登山計画を立てます。
※登山地図を用意し、実際の山登りを想定しながら決めましょう!
@コースを決める。 自分のレベルにあった登山コースを選択する。
所要時間・累積標高差・難易度などから判断。
参考:信州 山のグレーディング
A行程を決める。 タイムテーブルを設定する。
・自宅から登山口までの行きと帰りのアクセス
・入山→登山中→下山までをシミュレーション
※早出早着を意識しよう!
B難所を把握する。 コース中の難所やポイントとなる場所を把握する。
Cエスケープルートを
 設定する。
怪我や病気、悪天候などで歩けなくなった時に予定を中断して下山するルートを設定する。
D必要な装備を
 リストアップする。
必要な装備・食糧のすべてをリストアップし、不足がないか購入が必要なものはないか確認する。
※最難箇所に合わせた装備を選ぶこと!
E登山計画書に
 まとめる。
登山計画書に必要事項を記載してまとめる。
参考:長野県警 登山計画書の様式
メンバー決定 一緒に行くメンバーを確定し、役割を決めます。(単独の場合はすべてを担います。)
役割例:チーフリーダー(CL)、サブリーダー(SL)、食事、気象、記録、写真など
※複数人で行く場合は、必ずリーダーを設定します。
 リーダーは、メンバー全員が無事下山することの責任を負います。
計画共有 登山計画書を提出します。
もしもの遭難時の捜索の手掛かりとなる重要な情報となります。
提出場所:家族・職場・山仲間、山域を管轄する警察署・登山口ポストなど
※最近はメールやWEB上からも提出することができます。
 参考:長野県警 登山計画書提出先 / 山と自然ネットワーク コンパス
    
 登山計画をもとに登山の準備をする。
心構え どんな備えをしたとしても、大自然を相手に危険をゼロにすることはできません。
自分自身で出来る限りの備えをした上で、もしもの遭難時の対応も考えておきます。


危険に対する出来る限りの備えとは、
・危険を知る:山登りにはどんな危険が潜んでいるのかを知る。
・危険を回避:危険を回避する方法を知る。そのための装備や技術を習得する。
・危険を対処:危険に遭遇した時の対処方法を知る。そのための装備や技術を習得する。

もしもの遭難時の対応とは、
・行動不能時のビバーク:ツエルト、予備食、コンロなどのビバーク装備を持つ。
・救助要請の通信手段 :携帯や無線機を持つ。
・救助要請の外部判断 :下山しない時の救助要請依頼(登山計画の共有、予備日の設定)
・登山計画書の提出など:山小屋宿泊時の記帳なども含めて遭難捜索時の手掛かりを残す
・遭難捜索救助時の費用:遭難捜索救助に対応した山岳保険(登山保険)などへの加入

※誰にでも今すぐ出来る重要度の高い備えとしては以下があります。
 ・山岳保険(登山保険)への加入
 ・登山計画書の作成と共有
体作り 日々のトレーニングと登山1週間前ぐらいからの体調管理が大事です。
常日頃から長時間歩いたり階段の上り下りを意識するなどして体を慣らしておきましょう。また、ストレッチなどしておくことで怪我をしにくくなります。ちょっとしたことからでもよいので出来る範囲のことを日々意識して実行しましょう。
そして、登山前日までの食生活や睡眠が、当日の体調に大きな影響を与えます。1週間前ぐらいからベストな体調作りに励みましょう!
※普段歩かない人が突然山歩きからはじめることは危険です。
登山装備 登山に必要な装備を準備します。また、機能に問題がないかチェックします。
※どんな山でも絶対に持っていくべき装備は以下になります。
 ・レインウェア上下
 ・ヘッドライト+予備電池
 ・登山地図とコンパス
 #使う使わないは関係なく常に手元に持っておきましょう。
基本的な登山装備一覧(無雪期の高山登山を想定)   ◎重要,○標準,△便利 
レインウェア上下(透湿性防水) 登山靴
ヘッドライト+予備電池 登山用靴下
登山地図と地形図1/25000 ザック
プレート付コンパス ザックカバー
アンダーウェア(速乾性) スパッツ
防寒着 手袋・帽子
ツエルト(簡易テント) 食糧・行動食・予備食
細引き(紐) 水筒(スポーツドリンク系)
バーナー・燃料 トイレットペーパー
コップ・コッヘル ストック
ナイフ サングラス・日焼け止め
ビニール袋 時計・高度計・GPS
タオル ファーストエイドキット
携帯電話・無線機 ヘルメット
テント泊装備一覧
テント(本体、ポール、ペグ) シュラフ
テントマット 個人用マット
サンダル シュラフカバー
※ルート上に想定される最難箇所に合わせた装備を持っていくべきです!
 ・雪渓があるなら迷わずアイゼンを持っていこう!


装備をザックにパッキングします。(リュックに詰め込みます。)
各道具の用途や重量によってザックへの詰め方を考えましょう。
・使用頻度が高いものとレインウェアは出しやすい場所にする。
・重いものは背中に近い場所にする。
・左右のバランスがなるべく対称になるようにする。
※快適な登山はパッキングから始まります!

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3.山登りの心得

基本的な歩き方 歩き方
・歩く前に十分なストレッチをすることで怪我を未然に防止します。
・歩きはじめにトラブルを抱えることが多いものです。
 15分ほど歩いたら、体調確認、服や靴紐の調整などを行いましょう。
・ゆっくり50分歩き+10分休憩を目安として行動しましょう。
 #時間はあくまで目安とし、縛られる必要はありません。安全第一。
※歩幅を狭く、段差を低く選んで歩くことが、疲労を軽減して長時間歩くコツ。

休憩
・休憩場所は、地形的に安全なところを選びましょう。
・休憩時は、体が冷える前に服を着ましょう。#冷えてからでは遅いです。
・休憩毎に、水分・エネルギー補給をこまめに取りましょう。
 #体が欲する前に適度に摂取することが登山中の体調管理には必要です。
※テキパキとやるべきことをやり、しっかり体を休めることが大事です。
ルールとマナー 登山道
・登山者とのすれ違い時は挨拶をしましょう。
 「おはようございます」「こんにちは」
・登山道以外は歩かないようにしましょう。
・グリーンロープの中には入らないようにしましょう。
・道を譲るときはお互いの安全を最優先で譲り合いましょう。
・高山植物を傷つけないように配慮しましょう。採取してはいけません。

山小屋の利用
・基本的に15時までに受付けしましょう。
 #遅くとも16:00厳守とし、予約時に遅れるときは連絡を入れましょう。
・持ってきたものはすべて持ち帰りましょう。#ゴミも含みます。
・消灯厳守。消灯前でも寝ている人がいるので配慮しましょう。

※安全を優先した判断、登山者への思いやりの心、自然保護の精神が基本です。
自然観察と自然保護 高山植物
高山帯には貴重な高山植物が生息しています。
氷河期の生き残りと言われる可憐なお花達に興味を持ちましょう。
参考:山で出会ったお花達

高山の生き物
高山帯には様々な生き物も生息しています。足元ばかりではなく周りに目を向ければカモシカ・ライチョウ・オコジョなどの貴重な生物達にも遭遇の可能性があります。登山中、安全に配慮しながら探してみましょう。#よそ見しながら歩かないこと。
参考:山で出会った生き物達

自然保護活動
高山植物の保護のために、グリーンロープで登山者の進入を制限していたり、鹿柵で鹿の進入を制限しているところもありますので注意しましょう。また、食べ物やゴミを落とさないようにしましょう。
※高山植物を採取したり、動物を脅かしてはいけません。
遭難時の救助要請 登山は危険を承知で自己責任において行う活動です。不測の事態に陥っても自力下山を尽くすべきです。ただし、命に関わる場合は迷わず救助要請しましょう!
※携帯電話での安易な救助要請はしないように!山岳救助は命がけのお仕事です。

救助要請先と手段
・携帯電話が繋がる場合、山域を管轄している警察署に110番
・携帯電話が繋がらない場合、最寄りの山小屋か山麓へ伝令を走らせて110番
・無線機が繋がれば、繋がった先に伝令して110番

救助要請時に伝えること
・事故発生日時・場所・内容・原因
・事故者の数・氏名・年齢・緊急連絡先・外見的特徴(身長や服の色など)
・事故者の状況・怪我の度合
・パーティの状況
・現場の状況(視界の有無など)
・救助要請の是非(ヘリコプターの出動など)
・現場との連絡方法、救助要請者の氏名と連絡先
#事前に登山届を提出しているのなら、その旨伝えること。

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4.山登りの危険

道迷い 登山道から外れたり、分岐を間違えたりして、現在地を見失うこと。
対策:
・こまめに地図とコンパスを使用して、現在地・進行方向を確認する。
・おかしいなと思ったら現在地確認が出来ていたところまで戻る。
転倒・転落・滑落 疲労や不注意、技術力不足などが原因で、転んだり滑ったり落ちたりすること。
対策:
・常日頃のトレーニングにより足腰を鍛える。バランス感覚を養う。
・一歩一歩確実に歩く。危険な個所はロープなどで安全補助を施す。
高山病
(高度障害)
高山では空気が地上と比べて薄いため、酸素摂取量が減少し、そこに登山という運動が伴い体調に異変を生じることがある。
頭痛、吐気、めまいなどの症状があり、重症化すると死に至ることもある。
対策:
・高度順応を意識しながら標高をあげる。乗り物で一気にあがると発症しやすい。
・標高が高い場所ほどゆっくり歩き、こまめな休息と水分補給をとる。
・行動中は深い呼吸を心がける。
・症状が出たら高山病に対する対処法を施す。
 →無理せず重症化する前に標高を下げることが大事。
  など・・・
熱中症・低体温症 熱中症
暑い中の行動中、多汗と水分不足などにより体温調整が利かなくなること。
めまい、失神、頭痛、吐き気、歩行困難などの症状があり、重症化すると死に至ることもある。
対策:
・普段から暑さに体を慣らしておく。
・行動中は帽子をかぶる。こまめに水分補給。
・症状が出たら熱中症に対する対処法を施す。
 →軽症のうちに、日蔭に行きうちわで仰ぐ、水分摂取するなどで休息をとること。
  など・・・

低体温症
寒い中の行動中、雨風や汗冷えなどにより体温が下がり、身体中心部の温度が35℃以下になった状態のこと。
震え、脱力、判断力低下、よろめく、幻聴・幻覚、意識消失、心肺停止に至る。
対策:
・体を冷やさない。濡れた服は着替える。※綿の下着は厳禁
・水分とカロリーをきちんと摂る
・症状が出たら低体温症に対する対処法を施す。
 →隔離、保温、加温の術を取る。 震えのうちにしっかり対処すべし。
  など・・・
落石 岩場やガレ場で岩が転落してくること。
上部の登山者や動物が誤って落とす場合と、自然現象として落ちてくることがある。
対策:
・落石しやすい箇所の見極めと、目視・音確認。
・落石してきた場合は、落ちる方向を見極めて避けること。
・落石しやすい個所ではヘルメットを着用する。
落雷 雷には、積乱雲から発生する熱雷、寒冷前線付近で起きる界雷、二つが合わさった熱界雷がある。雷様のご機嫌によって地上に放電してくる自然現象である。
対策:
・雲の様子を観察し、急激な積乱雲が見られたら逃げ道を探しておく。
・雷を察知したらより低く比較的乾燥している窪地に身を寄せる。
・逃げ場がない稜線や岩場では、姿勢を低くして無事に雷雲が通り過ぎるのを祈る。
崩落・雪崩 崩落
ガレ場の崩落や土砂崩れはいかにも起きそうなところで起きる可能性が高い。
対策:
・崩落が起きそうな箇所を通過する時は、安全を確認しながら速やかに通過する。

雪崩
雪崩は斜面に積雪があればどんなところでも起きる可能性がある。
対策:
・雪崩が発生しやすい危険個所には近づかないこと。
・雪山へ行くときは雪崩対策をしっかりする。
鉄砲水 台風や集中豪雨時に山間部で起きる急激な増水のこと。
ちょっとした増水でも力があるので要注意。
対策:
・増水しそうな場合は安全な場所へ避難する。沢筋を外したコースへ変更する。
凍傷 低温状態で素肌が風に吹かれたり濡れたりすると、体表温度が低くなり末端の毛細血管が収縮し血液循環が悪化、皮膚や皮下組織が凍結して細胞が破壊されたりする局所的な障害のこと。
手足の指先、耳、鼻、頬が凍傷になりやすい。
冷たい、ジンジンする、感覚がなくなるという症状がある。重症化すると切断を要することもある。
対策:
・低温下では素肌を出さない。濡らさない。
・軽症なうちに凍傷に対する対処法を施す。
→指先を動かす、マッサージをする、カイロで保温するなどして血行の促進に努める。 など・・・
危険な野生生物 スズメバチ
巣に近づくと防衛行動により襲ってくることがある。近くを飛んできてもはらったりせずじっとすることが大事。
人によっては刺されると、アナフィラキシーショック症状(急性のアレルギー反応)がでることがある。極めて緊急性の高い症状のためすぐに病院への搬送が必要。

ウルシ類
肌に触れるとかぶれるので、触らないこと。

クマ
ばったり鉢合わせしたり、驚かせたりすると襲ってくる可能性がある。
登山者が少ないところでは、熊鈴などで自分の存在をアピールしながらクマに寄ってこないようにしてもらおう。

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5.登山基本技術

安全登山のために必要な技術の種類 
歩行技術
☆必須技術
状況に応じた安全な歩き方を習得しましょう!
・急斜面の登りと下り
・岩場の通過・三点支持(三点確保)
・ガレ場の通過
・鎖場や梯子の通過
・ストックの使い方
・雪渓歩行(キックステップ・アイゼン歩行)
地図とコンパス
の使い方
☆必須技術
地図の見方とコンパスの使い方を習得しましょう!
・登山地図・地形図の種類と見方
・コンパスの種類と使い方
・現在地と進行方向の確認
・遠くに見える山の名前を地図とコンパスで確認(山座同定)
ファーストエイド
(応急処置の方法)
登山中のケガや病気の対処法を覚えましょう。
・高山病、熱中症、低体温症、凍傷への対応
・擦り傷、切り傷、骨折、捻挫への対応
・三角巾、包帯、テーピングの使い方

心配蘇生法を覚えておこう。
・人工呼吸・心臓マッサージ・AEDの使い方など
赤十字の救急法講習
安全補助技術
(ロープワーク)
危険個所を安全に通過するためのロープの活用術を覚えましょう。
・固定ロープのセットと安全な通過方法
・ロープでの確保による安全補助
・懸垂下降の方法
セルフレスキュー 登山中のトラブル時に仲間を救うための方法を覚えましょう。
・ケガ人の搬送
・ビバーク
・ツエルトの活用
・ロープを使用した引き上げ
※かわうそ登山教室で各種技術の習得までをサポートをしていますので、お気軽にご利用ください。

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6.冬山・雪山

冬山・雪山の心構え
冬山は、夏山とはまったく違う世界です。その世界には次元の違う魅力と厳しさがともに存在します。そこは生身の人間が生活できるような環境ではなく、そんな厳しい環境での登山を実現するためには以下が必須になります。
・極寒・吹雪に対応した防寒装備
・雪や氷の上を安全に歩くための雪山装備
・登山装備を確実に扱う技術と経験と体力
・危険に対する備えと緊急時の判断・精神力

※冬山は誤魔化しがきかないので、経験者と共に、小刻みにステップアップを図りましょう! 
※かわうそ登山教室の冬山登山教室で冬山入門からをサポートしていますので、お気軽にご利用ください。

    
冬山・雪山の装備   #冬山装備は、冬山登山中の生命線であることを心得ましょう!
〜 防寒装備 〜
登山靴・靴下 冬山登山用のしっかりした登山靴と靴下を購入すること。
足のつま先が凍傷にならないための保温性とアイゼンやスノーシューを装着した時の安定性が大事。
手袋 冬山登山装備でもっとも気を使うべき装備と言える。
手の指先が凍傷にならないための保温性と吹雪の中での作業や濡れに対する対策などいろいろなシーンを想定して複数の手袋を準備する必要あり。
・オーバーグローブ / インナーグローブ
・毛製の手袋
・薄手の手袋
・替えの手袋
#ベストな手袋の組合わせは経験を積みながら見つけよう。
※オーバーグローブをしている状態でアイゼン装着やファスナーの開閉など出来るように練習も必要。
帽子 耳の凍傷を防ぐために耳まで覆える帽子。
目出帽 顔面の凍傷を防ぐために顔を覆える目出帽。
※防風性はないのでアウターのフードでカバーする。
ウェア 基本的には以下のウェアの組み合わせで調整する。
・アンダー(下着)  吸湿拡散性。ウールなど。
・中間着  保温性。フリースやウールのセーターなど。
・アウター 透湿性防水素材。防風性と耐久性があるもの。
・防寒着  ダウンジャケットなど。

※注意点
・綿素材は保温性もなく乾かないためNG。
・アウターについてるフードで顔面を風から守れること。
〜 雪山装備 〜
ピッケル 雪山の様々なシーンで活躍する必須の装備。
・歩行中のバランス補助
・滑落停止・初期停止・耐風姿勢
・雪や氷のカッティング
・氷壁の登攀
・確保支点など
※ピッケルの長さは腕の長さぐらいのものが扱いやすい。
アイゼン 雪や氷の上を歩くのに必須の装備。
10-12本爪の前爪がついているものを購入すること。
※冬山用に準備した登山靴に確実に装着できること。
スノーシュー 平地や緩斜面の深雪を歩くのに便利な装備。
ワカンよりも面積が大きいので雪に沈みずらい。
ワカン
(かんじき)
スノーシューと同じく深雪を歩くのに便利な装備。
スノーシューよりもコンパクトでとりまわしやすい。
ストック スノーシューなどと合わせて雪山歩行中のバランス補助で使用する装備。
雪山用の大きいリングに交換して使用する。
※滑落の危険がある場所ではピッケルを使用すること。
ロングスパッツ 登山靴に雪が入らないようにする必須の装備。
雪山ではひざ下までのロングスパッツが、防水と保温の両面でおすすめ。
※前ファスナーのものが装着しやすい。
サングラス
ゴーグル
雪山の紫外線対策として必須の装備。
風雪時はゴーグルを使用する。
〜 雪崩対策 〜
ビーコン 電波を発射及び受信する小型の機器です。
雪崩に埋没した人が発射している電波を受信して埋没位置を探索することができます。
※正しく使いこなすためにはトレーニングが必要です。
プローブ
(ゾンデ棒)
雪に突き刺す長い棒で、雪崩埋没者の場所を特定するために必要な装備です。
シャベル
(スコップ)
雪崩埋没者を素早く掘り出すために必要な装備です。
弱層テストや雪洞堀りなどでも必要となる雪山必携の道具です。
  
冬山・雪山で注意すべき危険 
暴風 冬の森林限界を越えた高山帯では、快晴時でも体が吹き飛ばされそうになるような強風が吹き荒れることがある。
突風でバランスを崩し滑落したり、万全な装備でも凍傷になる可能性がある。
※危険を察知し耐風姿勢をとる技術や、油断のない凍傷対策が必要です。
滑落・転落 雪や氷の斜面を歩く雪山では、ちょっとした油断などが滑落や転落に繋がります。
特に以下のようなシーンを注意しましょう。
・アイゼン歩行時のつまずき・ひっかけ・外れ
・雪上歩行時のバランス乱れ・疲労
・雪稜の雪庇踏み抜きなど
※アイゼン歩行技術、転倒時の初期停止・滑落停止の技術が必要です。
 また、危険個所ではロープによる確保技術が必要です。
凍傷 冬山では、体感温度-10〜-30℃が当たり前の世界です。特に風があるとあっという間に凍傷の症状となるので以下注意しましょう。
・素肌を寒風にさらさない。濡らさない。オーバーグローブを脱がない。
・末端箇所の血行を妨げない。靴紐やアイゼンを必要以上に締め付けすぎない。
・顔回りは症状が出ても気づきずらいので注意する。隙間がないようにする。
※冬山用装備による全身の防風防寒対策が必要です。
低体温症
疲労凍死
冬山で行動不能になった時のビバークなどで注意が必要です。低体温症と疲労が組み合わさりそのまま疲労凍死に至ることも多く、ツエルトやガスストーブなどの備えも必携です。
※厳しい冬山環境でのビバークに対する備えが必要です。
 ホワイトアウト
道迷い
濃霧と吹雪などにより一面真っ白となり、視界が極端に悪くなること。自分の足元さえも見えずに方向感覚がなくなることもある。
※地形把握とコンパスを頼りに進める技術が必要です。
雪崩 積雪のある斜面であれば、どこでも発生する可能性があります。
※雪崩の破壊力は人間の想像を絶する力を備えています。
雪崩を知り、危険性を確認し、もしもに備えることが大事です。
・雪崩を知る
 参考:日本雪崩ネットワークのKnowledge
・危険性を確認する
 ・雪崩地形の判断
 ・積雪の安定性を確認(弱層テストなど)
 ・雪崩の予測
・雪崩に巻き込まれた時の備え
 ・ビーコンの装着
 ・シャベルとプローブの携行
冬山・雪山の基本技術 
雪上歩行の基本 雪上を歩くための基本的な技術
・フラットフッティング
・トラバース歩行
・キックステップ(登り・下り)
アイゼン歩行 雪や氷の上をアイゼンを使用して歩く技術
・アイゼン装着方法
・アイゼン装着時の歩き方
・アイゼン歩行時の注意点
ラッセル歩行 深い雪をかき分け足場を作りながら進む技術
・つぼ足
・ワカン
・スノーシュー
・ラッセル時の注意点
ピッケルの使い方 ピッケルを活用して雪山を安全に歩く技術
・ピッケルの持ち方
・耐風姿勢
・初期停止
・滑落停止
・グリセードとシリセード
・ピッケル使用時の注意点
ルート
ファインディング
積雪でルート不明瞭な中を安全に効率的に歩く技術
・地形の把握とコンパスの使用
・積雪のある場所でのルートの見極め
 岩場の通過や雪庇の注意など
・道迷い、ホワイトアウト対策:赤布と赤テープ
・GPSの活用
ビバーク 雪山ではいつでもビバークできる備えと技術が必要です。
よくあるビバーク要因としては、
・天候の激変による行動不能
・深雪ラッセルによる予定時間の遅延
・怪我や凍傷などへの対応
※どんなレベルの雪山でもビバークができるように備えよう。
ビバークのために最低限持っているべき装備
・ツエルト・ガスバーナー・コッヘル・スコップ
ビバーク方法
・雪洞とツエルトの併用など
雪崩対策 雪山へ入るからには雪崩に対する備えが必要です。
・雪崩が発生しやすい地形かどうかの判断
・現地で積雪の不安定性の確認
 弱層テストの方法など
・雪崩に対するセルフレスキュー
 ビーコンを使った探索の方法
 プローブ、シャベルの使い方
※しっかり使えるように日頃のトレーニングが必須
冬山・雪山での生活術 
雪上テント泊 ・幕営地の選び方
・テントの設営方法
・水作り・食事・トイレ
・濡れや凍結への対応
雪洞泊 ・雪洞に適した場所選び
・雪洞の作り方・注意点
・雪洞での過ごし方

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7.バリエーションとは。

一般登山道以外の困難なルートをバリエーションルートと言います。
登山者のために整備された一般登山道ではなく、ありのままの大自然と触れ合うのがバリエーションです。
バリエーションにも様々なジャンルがあります。
ワクワクドキドキ が詰まった世界に興味がある方はチャレンジしてみよう!

藪漕ぎ登山 一般登山道以外の場所を、地形図上に自分で設定したルートをもとに、藪をかきわけながら山を登ること。
地形図とコンパスを頼りに、ルートファインディングしながら自分自身で道を切り開き目的地を目指すので、一般的な登山技術が試される登山形態である。
大自然をより一層身近に感じる登山形態と言える。
沢登り 一般登山道以外の場所を、沢に沿って山を登ること。
一般的な登山技術とロープを使った渡渉やクライミング技術を使って、様々な障害(渡渉や滝越えなど)を乗り越えながら沢を遡行していくので、大自然の原始的な要素を楽しむことが出来る登山形態と言える。
クライミング 一般登山道以外の場所を、岩壁や氷雪をクライミング技術を使用して山を登ること。最近はクライミングジムも増え、自然の岩や岩壁を登りにいかずに人口壁で手軽に楽しむこともできる。
クライミングには様々なジャンルがあり、楽しみ方もそれぞれである。
・フリークライミング:ボルダリングなど
・アルパインクライミング:アイスクライミングなど

かわうそ山岳会

会長 住久修一
長野県安曇野市


かわうそ

トータル
カウンター

今日   昨日
 

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